将棋の本のレビュー情報サイトです

棋書解説評価委員会へようこそ!このサイトは、わたくしケイン(24のHN kane-abel)が、将棋倶楽部24の(自称)強豪や将棋サークル仲間達と共に、将棋の本を戦形別にジャンル分けして、独断と偏見を一切排除せず(汗)、評価・対象棋力・内容を皆さんに分かりやすく紹介していこうというサイトです。

本の評価はS・A・B・C・Dの5段階評価、対象棋力は将棋倶楽部24の段位を基準にしています。また、登場する棋士の方の段位は、レビュー時のものとなっています。

本の中で取り上げられている盤面図は、将棋ソフト(東大将棋6)を使って再現していますので、少しでもリアルな感じを掴み取っていただければ幸いです。

更新情報
6月28日:戸辺流相振りなんでも三間飛車のレビューを追加しました。
6月27日:鈴木大介の将棋 三間飛車編をレビューしました。
6月27日:新アマ将棋日本一になる法をレビューしました。
6月07日:棋士・羽生善治 「人類史上、最も深く考える人」の神髄をレビュー。
6月05日:杉本昌隆の振り飛車ナビゲーションのレビューを追加しました。

アクセスの多い人気ページTOP5

1位
相振り飛車を指しこなす本
相手の出方によって金無双・平美濃・高美濃・矢倉を使い分けるなどの重要ポイントを、第一人者である藤井九段が余すことなく解説。全4巻を読み終えれば、相振りが得意戦法になっていること間違いなし。
2位
四間飛車の急所
テーマは「十年後も使える定跡書」。山田定跡に始まり、鷺宮定跡・棒銀・▲4五歩早仕掛けまで代表的な急戦策の攻防を徹底解説。高段者の方も参考になるであろう手順が出し惜しみなく掲載されています。
3位
最新戦法の話
ゴキゲン中飛車、△8五飛戦法などプロ棋界を席巻した新戦法の進化の過程を、棋界のデータマン・勝又六段がインタビューを交えて紹介。「NHK杯」や「銀河戦」などのテレビ棋戦を観戦する際のお供に是非。
4位
イメージと読みの将棋観
羽生、谷川、佐藤、森内、渡辺、藤井のトップ棋士6人が様々な指定局面における読み筋と考え方を披露。6名が頭を抱えて考えている姿が思わず浮かんできそうな文体も秀逸で、読み物としても楽しめます。
5位
四間飛車破り
棋界初のタイトル戦0-3からタイトル防衛&竜王戦5連覇を成し遂げた渡辺明竜王のデビュー作。対四間の2本柱となる急戦と居飛車穴熊の定跡を歯切れのよい口調でサクサク解説。居飛車党のバイブル。

こうすれば上達できる!正しい棋書の読み方

1.定跡書は実際に盤に並べるべし
近年の定跡書は、各章がチャート形式になっており、非常にわかりやすい構成のものが多いので、目で手順を追うだけでも頭に入ってきます。しかし、覚えた定跡を自分のものにするためには、実際にその手順を盤で並べて再現することが大切です。

IT世代と目される渡辺竜王も『実際に将棋盤で並べて体で覚えましょう』とアナログ的な発言をしておられたので説得力があります。自分の手で再現することにより、記憶のより深いところに手順が染み込んでいくんですよね。漢字などの学習で、何回も手で実際に書いて覚えるのが、一番いいのと同じです。
並べる際に、盤の前にライバルや憧れのプロ棋士を思い浮かべたりするのも、臨場感が出ていいかもしれません。

ただし、詰め将棋や次の一手に関する本は、頭の中で「むむむ…う〜ん」と悩んで解くことによって、読みを鍛えるので盤に並べて手を動かすのは逆効果です。

2.成立しない手順の理由を知ろう
定跡は正解手順だけをマスターすればいいというわけではありません。一見、成立しそうなのに「実は成立しない」のは何故なのか、を知ることも非常に大切です。

こうした場合、相手側の絶妙手や手筋、ちょっとした手順の違いなどが存在していることがほとんどです。それらの絶妙手や手筋は、一つの定跡だけでなく、あらゆる形で応用の利くものばかりですので、しっかりと学んでおけば定跡を離れた力戦形の将棋でも役に立ちます。

3.終盤の本は数冊買ってローテーション
終盤を扱った棋書には矢倉・船囲い・美濃・銀冠など、囲い別に崩し方を解説したものや、基本手筋、必至の掛け方、受け方を学ぶものまでさまざまなものがあります。一通り読み終えたら、「月曜:美濃崩し180 火曜:谷川流寄せの法則 水曜:Zの法則…」といったように、ローテーションを組んで繰り返し復習していきましょう。

1冊に集中してしまうと、ページをめくって問題図を見る前に答えが頭に浮かんできたりして、考えることがなくなってしまいます。数冊用意してローテーションを組めばこのようなことにはなりません。また偶数番の問題だけを先に全部解くなどの工夫を組み合わせれば、マンネリ化することなく、勉強することができます。

ほとんどの方は受けよりも攻めが好きだと思うので、寄せの本に偏りがちですが、ある程度の棋力になると差がつく部分は「受けの力」です。級位者の方は相手玉の3手詰めよりも、自玉の3手詰めを逃すほうが多くないですか? 必要以上に駒を自陣に投入して受けすぎになっていませんか?

寄せと受けの基本をしっかりとマスターして、バランスのとれた終盤力の養成を目指しましょう。あとは実戦で鍛えれば、有段者の道は自ずから見えてきますよ!

運営者:kane-abel

棋歴15年で三段の免状を持っています。好きな戦形は四間穴熊です。

雑誌「将棋世界」の「創作次の一手」の年間最優秀作選考会で佳作(2位)を受賞したことが、将棋での唯一の自慢です。

現在、将棋人口3人(推定)の某国を中心に、現地生産された日本車を第三国へ輸出する仕事に就いています。金融危機が直撃中。

振り穴党への推薦図書

とっておきの相穴熊
振り穴のスペシャリスト広瀬プロと遠藤アマによる対話形式の指南書。指定局面における考え方を読み進めていきながら独特の感覚を吸収できます。

四間飛車道場 第8巻
堅さ負けしない玉形とその広さから高い勝率を誇る銀冠。振り穴としては、左金を相手の駒組に合わせて攻守双方に柔軟に用いるのがポイント。硬派な同シリーズらしく定跡の細かい手順まで公平に解説。

史上最強の穴熊 急戦編
大内九段による対居飛車急戦の定跡書。左辺は適当にいなして、▲3八飛と振り直して玉頭を攻める常套手段など、是非とも知っておきたい手順をコンパクトに解説。シリーズ続編の持久戦編と合わせて読めば基本は完璧です。

将棋サイト

将棋倶楽部24
将棋ファンなら誰もがお世話になっている無料のネット対局サイト。
初心者からプロレベルの方まで、日々切磋琢磨しています。

渡辺明ブログ
竜王位5連覇を達成したポスト羽生世代の最有力棋士・渡辺明竜王の公式ブログです。歯切れのいい口調でご自身の最新対局から日常、競馬までを語っておられます。

日本将棋連盟
日本将棋界の総本山。プロ棋士の紹介、対局スケジュールと結果、奨励会三段リーグなど、あらゆる情報が網羅されています。