谷川浩司:四十歳までに何を学び、どう生かすか


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評価:四十歳になったばかりの方必読(笑)
対象者:我々おっさん世代
発売日:2003年5月

四十代という円熟期を迎えた谷川王位が、四十歳までの道のりや四十歳を超えてからの生き方などを著わした本です。

内容は…
序章 四十歳の戴冠
第一章 なぜ四十代は乱世に強いのか
第二章 変化の時代には、異世代に学べ
第三章 本当の強さは「人間力」である
第四章 四十代だからこそ、プラス思考で攻める
第五章 未来へ向けて「自我作古」
という構成になっています。

「世間一般で、今四十歳ぐらいの世代と言うと、バブル全盛期に企業に就職した世代である。それだけに、経済の停滞が続く中でリストラの不安に脅かされている人も少なくないと聞く。 そうした同世代の人たちに伝えたい。これからが、私たちの時代なのだ。これからの変化の時代を切り拓くのは、他ならぬ私たちなのだ、と。」

この序章の一文に、本書の意図が書かれているといっていいでしょう。本書は、四十代で「王位」というタイトルを奪取した谷川先生が、同世代に送ったエールだと思います。

知識や経験に基づく四十代だからこその強み、そして、これからさらに自分を磨いていくための思考力や集中力、人間力などの鍛え方を、自身の経験を元にまとめられています。

「異世代との交流で時代の変化に対応」「社会的責任の自覚」「プラス思考で考える」など、自分達の世代がリーダーシップをとっていくのだ、という谷川先生の強い意思が感じられる一冊です。