鈴木大介:アマの将棋ここが悪い!Vol.4 四間飛車戦法


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評価:B
対象者:10級〜5級
発売日:2001年8月

本書は四間飛車戦法において、大事なポイントでの考え方や構想を学ぶための問題集です。

内容は、@序盤編、A中盤編、B終盤編の三章構成で、すべて次の一手形式の問題となっています。答えとして選ばれそうな手が、いくつか失敗手と正解手として挙げられていて、どうしてそういう結論になるのかの解説が詳しく記されています。

また、各章の始めには、それぞれの場面でのポイントがまとめられていて、級位者の方には参考になると思います。

考え方や構想というのはなかなか勉強するのが難しい部分で、本書を読めば、四間飛車戦法の基本的な構想は学べると思います。ただし、ここに書かれている構想などは基本的なことが多いので、有段者には物足りない内容でしょう。

この本は、四間飛車戦法における対局時のポイントを学びたい方にオススメです。かなり基礎的な部分から結構難易度の高いものまであるので、級位者の方が構想力をつけるのに読むといいでしょう。(投稿:Shigekun二段)