将棋に関するエッセイや写真集、漫画など

鈴木宏彦:天使の助言・悪魔のささやき〜将棋好プレー・珍プレー集
プロの実戦で現れた「絶妙手」・「超大ポカ」・「反則」等のハプニング全53題を観戦記者の鈴木宏彦氏が局面図の解説、対局者のエピソードを織り交ぜて紹介したユニークな一冊です。

勝又清和:つみのない話―投了後の逆転
詰みがあるのに気づかずにスルーしてしまった将棋、逆に詰みがないのに玉の逃げ方を誤り詰んでしまった将棋、秒読みに追われて飛び出した悪手などを勝又五段がエピソードを交えて解説していきます。

棋士・羽生善治 「人類史上、最も深く考える人」の神髄
羽生四冠のデビュー時から現在までの軌跡を「将棋世界」でお馴染みの写真家・弦巻勝氏の格調高い写真を中心に辿っていくという永久保存版ともいえる一冊です。

棋神 中野英伴写真集
雑誌「将棋世界」の巻頭で連載されている「勝負の刻」でお馴染みの写真家・中野英伴氏が大山・升田、中原・米長、羽生・谷川そして渡辺竜王の世代までの計51人のプロ棋士の撮り、写真の合間に「聖の青春」で知られる作家の大崎善生さんがエッセーを添えるというまさに「将棋界の宝(米長会長)」と言える珠玉の写真集です。

将棋駒の世界
将棋の駒が持つ「美」にスポットを当てて、将棋の駒の材料、作り方、書体の種類(錦旗・水無瀬・巻菱湖など)、そして宮松影水や金井静山、奥野一香などの名工たちの珠玉の作品を紹介しています。

羽生善治:決断力
近年は「将棋」という枠を超えて、ビジネスマン向け雑誌などにも登場し、その勝負師としての哲学や人間観で多くの人を魅了している羽生さんの最新著書。集中力、情報化社会における「捨てる」技術、才能などのテーマについて、羽生さんが率直に語っておられます。

羽生善治:挑戦する勇気
本書は、羽生王位が朝日ジュニア・サマースクール(親子で参加できる講演会)で行なった講演・子供からの一問一答を加筆して一冊にまとめたものです。

谷川浩司:四十歳までに何を学び、どう生かすか
知識や経験に基づく四十代だからこその強み、そして、これからさらに自分を磨いていくための思考力や集中力、人間力などの鍛え方を、自身の経験を元にまとめられています。

米長邦雄の本
平成15年の王将リーグ・対郷田戦を最後に現役を引退した米長永世棋聖の将棋人生を綴った本です。『生涯をかけた一局』と題した第52期名人戦第4局(対羽生)の自戦記、羽生・谷川・中原による『思い出の一局』、佐藤(康)の『米長将棋の大分析』など豪華な内容の一冊となっています。

加藤一二三:一二三の玉手箱
加藤一二三九段のエッセイと名局解説集です。「うな重」「板チョコ」「空咳」などの数々の伝説を本人に直接聞いてみる特集コーナーを巻頭に持ってきているところから、加藤九段本人も、読者の期待しているところを十分に理解しているようです。

深浦康市:プロへの道
深浦王位のアマ・奨励会時代の思い出や成長の過程を王位本人とアマ時代の師匠である川原氏の文章で振り返ります。三段リーグ時の貴重な棋譜も豊富に掲載。

島朗:純粋なるもの
本書は、島朗八段が当時「チャイルドブランド」といわれた羽生王位・森内竜王・佐藤(康)棋聖・森下九段らを中心に、若手棋士達の日常や心情を一冊の本に綴ったものです。

矢内理絵子×茂木健一郎:女脳
将来の女流棋界を背負っていくこと間違いなしの矢内理絵子女王とNHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀」の司会者としてお馴染みの脳科学者・茂木健一郎さんの対談集です。

大崎善生:将棋の子
第23回講談社ノンフィクション賞を受賞作品。奨励会は鬼の住処といわれています。決められた年齢までに四段になれなければ、強制退会させられてしまう人生の勝負の場。その厳しい世界の中で、プロ棋士を夢見て苦悩する若者たちの苦悩や挫折、そして優しさなどを見事に著わしています。

田中寅彦:将棋界の真相
加藤一二三九段がマイストーブを対局室へ持ち込み、それを自分ではなく対戦相手に向けて(笑)対局をする話、駒をチョンチョンと触る時に対戦相手の神谷七段の駒までいじっていたら神谷七段がキレて(文中に「キレて」と本当に書いてある)、「僕の駒に触らないで」と言った為に二人の関係がギクシャクして、それ以降は二人の感想戦は行われないようになった、等の笑える小話が掲載。

不滅の名勝負100
昭和〜平成までの棋史に残る名勝負を100番を掲載。盤に覆い被さって読みにふける山田道美に「暗くしなさんな!」と一喝を入れた大山のエピソードなど、当時の棋譜と局面図、それにコメント&解説が加わり、昭和〜平成が生んだ数々の名勝負・ドラマが集約されています。

盤上の攻防 将棋王位戦五十年
王位戦の誕生50年を記念して、中日新聞の連載(2010年4〜7月)された内容を単行本化したものです。大山十五世名人から深浦九段まで、11人の王位が誕生した50年の歴史を大山・中原・戦国・羽生の4つの時代に分けて振り返っていきます。

新アマ将棋日本一になる法
山田敦幹、山田洋次、清水上徹ほかアマトップ棋士の上達法を自分の幼少時を振り返りながら語る異色の一冊。技術面よりも対局に臨む意気込みや熱意に驚かされることは間違いありません。

真剣師小池重明
アマ棋界において伝説の強さを誇った「真剣師」である小池重明氏の、波乱万丈の生涯を綴った伝記小説です。著者の団鬼六氏は、晩年の小池氏を面倒みていたこともあり、実に詳しく、また深い視点から本書を書いています。

女流棋士の本
インタビューやエッセイ、日常生活や活動レポート、その他座談会や女流棋士会の歴史など、女流棋士に関することは何でもござれの内容になっています。

将棋ガイドブック
本書は、駒の動かし方・並べ方・禁じ手等の基本ルールから、プロ棋士の対局規定・将棋の歴史(プロ棋士系譜など)・将棋用語の基礎知識・将棋雑学(プロ棋士の日常は?など)に至るまで、『将棋』をあらゆる角度から解説したガイドブックです。

読む将棋百科(羽生善治)
羽生さん独自の文章は各用語の末尾にある「羽生の眼」という補足・感想のような短い部分だけですので、ファンの方は注意が必要かもしれません。

日本将棋用語事典
本書は【大山康晴】【矢倉】【手筋】から【キリンビバレッジ学生将棋選手権】【羽生マジック】に至るまで940(!)にものぼる将棋用語をアイウエオ順にズラ〜ッと解説した、将棋版「現代用語の基礎知識」ともいえる一冊です。

月下の棋士
氷室将介。初手▲9六歩・対局中は立てひざ・スポーツキャップ着用・歯に衣着せぬ言動の彼が奨励会に入会(というか突撃)し、プロの頂点を目指すまでの様々なドラマを『哭きの竜』でお馴染みの能條純一が描く将棋漫画。監修は河口俊彦六段。