見えたら初段 詰将棋100次の一手100

週間将棋に掲載された問題からの出題です
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評価:B
対象者:11級〜5級
発売日:2000年12月

本書は、詰将棋や囲い崩し、そして次の一手問題を一冊にまとめたものです。

内容は…
@詰将棋編(3手詰め50問・5手詰め50問)
A囲い崩し編(美濃・矢倉・穴熊・船囲いなど14問)
B次の一手編(レベルT50問・レベルU50問)
となっています。

詰将棋編は「週刊将棋」に掲載された問題から収録したもので、邪魔駒消去や退路封鎖などの代表的な手筋が出てきます。

囲い崩し編は、種類はさほど多くないですが代表的な囲いの崩し方が載っていて、基本的な形を学べるようになっています。

最後の次の一手編は、「週刊将棋」の掲載問題から、初歩クラス(レベルT)と上級クラス(レベルU)をまとめたものです。

全ての問題にヒントがついていますが、選択形式の問題ではないので結構てこずるかもしれません。全て実戦形式の中終盤の問題を掲載していて、正解と正解への応手、そして正解手以外の手について解説されています。

囲い崩し編のバリエーションが少々物足りないのですが、いろいろごちゃ混ぜの内容になっているので、しょうがない部分があるでしょう。

手筋の詰め合わせセットというのが本書の印象です。(投稿:Shigekun二段)